突発性難聴になった話③
こんにちは!
アラサー主婦りらです。
こちらの記事の続きです。
不妊治療クリニックの主治医に報告
2023年11月18日(土)午後。
耳鼻科から帰ってきて、突発性難聴について調べる。
“とにかく早く治療開始をすることが大事”
“発症時高度難聴であったり、めまいを伴う場合は予後不良の傾向あり”
“1か月を過ぎると聴力はほぼ固定する”
私高度難聴だし、めまいあったんですが...。
突発性難聴って芸能人とかでよく聞くし、なんとなく治るでしょ!って思ってたのが一気に不安になる。
色々と調べまくった結果わかった。これは不妊治療がどうたらとか言ってる場合ではない。
そして決断する。
不妊治療の主治医には相談ではなく、「入院することになりました」って言おう、と。
そして診察のとき。
主治医に突発性難聴になり、1週間入院が必要なことを伝える。
先生「そうですかぁ...。突発性難聴だと早く治療開始しないといけないですもんね。(...少し悩む)1週間の入院となると、卵胞の状態の確認もできないので、今回の採卵は中止にしましょう。」
りら「わかりました。」
先生「幸いまだ卵胞がそんなに育っていないので、もったいない!という感じではないです。まずは治療に専念してもらって、治ったらまた再開しましょう。」
先生「今はたくさん卵胞育っていますが、放っておけば自然に1つだけ排卵します。ちゃんと排卵したかどうかの確認はしたいので、このくらいの時期に一度きてください。」
りら「わかりました。」
そしてこちらの先生にもあのことを聞いてみる。
りら「体外受精の薬が原因で突発性難聴になることはあるのでしょうか?」
先生「聞いたことないですねぇ。」
やっぱりそうなんだ。
また採卵を再開しても大丈夫なことがわかり、少し安心。
診察後、とにかく今は耳の治療を頑張るぞ!という気になる。
そして夫に経緯を報告。
夫はこの土日は思いっきり甘やかすと決めてくれたようで、この日の夜は大好きな小籠包、次の日の夜はずっと行きたかったお寿司屋さんに連れて行ってくれた。
さらに、入院着が可愛かったら少しでも気分上がるんじゃない?とジェラピケのルームウェアを買ってくれた。
右耳はものすごい違和感だし、本当は今後のことも不安で不安で仕方ない。
うつと不妊だけでもつらいのに、さらに突発性難聴になるなんて、なんで私ばっかり...。
どうしてもそんな風に考えてマイナス思考に陥りそうだった私。
マイナスなことを考える思考回路ができてしまってる私は、いくらでもこの状況を悲観することができる。
でも、こうやって支えてくれる人がそばにいる幸せに目を向けよう。
夫のおかげでそう思えたのだった。
〜ここから小話〜
お寿司屋さんに行ったとき。
2名掛けのテーブル席に案内される。
夫はいつも奥の席に私を座らせてくれる。
隣のテーブルにも夫婦と思われるカップルがくる。
こちらは男性の方が奥の席に座る。
食事が終ったあと、夫は言った。
「隣の席、男性が奥に座ってたね。なんでかな?」
普段だったら「なんでだろうね。」で終わらせる。
でもこの日は違った。
奥の席に座った私は、右側から料理の説明をしてくれる女将さんの声が聞こえなかったのだ。
こんなに聞こえないとは思わなかったので、今度から座席には気をつけようと思っていた。
そのことを夫に伝えた上で、「目には見えない色々な事情があるのかもね。」と言った。
夫は「なるほど。そういうこともあるのか」と目から鱗が落ちたようだった。
自分自身、これまで考えもしなかった思考が生まれたことに驚きつつ、視野が広くなったことに喜びを感じたのだった。
次の記事へ続く。